#STAYHOMEの今こそ。見直そう!おうちの電気

いよいよ、2020年度が始まりました。
新しい環境での生活を始められた方も多いかもしれません。
そして誰にとっても、これまでにない状況での新年度となっていると思います。

2016年4月の電力小売全面自由化から丸4年がたちました。

おうちの電気、あなたはもう切り替えましたか?

そういえば、まだだった・・という方も多いかもしれませんが、今からでも遅くありません。4年経って、具体的に選べる電力会社も増えてきた今、そして家にいる時間が長くなっている今、ぜひ行動に移しませんか?

●どうやって切り替える?

実際に、申込み手続き自体はとても簡単です。各社のウェブサイトから必要事項を入力するだけ。(現在の請求書の「お客様番号・地点番号」の情報が必要です)

それよりも「どの電力会社にするか」決めるほうが大変かもしれません。

そこで今日は、自然エネルギーを重視する電力会社の選び方について書いてみます。
環境NGOなどで2015年に始めた「パワーシフト・キャンペーン」(FoE Japanが事務局をやっています)では、自然エネルギーを重視する電力会社を紹介し、選ぶ人を増やすことを目指しています。こちらにそってご紹介します。
http://power-shift.org/

1)お住まいの地域で選べる電力会社をチェック。

お住まいの地域に本社のある電力会社があれば、ぜひ候補に入れましょう。
今居住地だけでなく、出身の地域や思い入れのある地域の電力会社もよいでしょう。また、生協の組合員の方は、生協の電気もチェック。

2)気になる電力会社のウェブサイトをチェック。

電源構成、どこから電気を調達しているのか、どんな会社なのか。各社ウェブサイトに加え、パワーシフトのウェブサイト上の紹介記事(http://power-shift.org/choice/)をぜひ読んでいただきたいです。社長の思いや苦労していること、目指す方向など、各社ウェブサイトに載っていないことも掲載しています。

3)一番応援したいと思うところに決める

調べてみると、自然エネルギー重視の電力会社といっても各社方向性がそれぞれだとおわかりいただけるかと思います。また、パワーシフトで紹介している会社がすべて完璧というわけではなく、むしろ「目標に向けて前進中」です。

ポイントは、大手電力や大手新電力よりも少しでもベターで、共感できる電力会社を選ぶこと。応援したいと思うポイントやエピソードを見つけるつもりで、選んでみてください。

なお、パワーシフトの紹介電力会社が少ないエリアもあると思います。紹介以外の会社も含めて、少しでもベターを見つけてください。
●よくある疑問!工事は必要なの?

なお、物理的な電気の流れはこれまでと変わりません。電線の管理運営は、引き続き大手電力会社が担います。小売電力会社は、事務的な手続きの窓口なのです。

しかし、小売電力会社によって、どこから電気を調達するのか、電気料金をどう使われるのかが違ってきます。

●お金の流れを変えよう!

電気を選ぶことは、未来を選ぶこと。投票と同じくらい効力があります。
電気代というお金の行き先を実際に変えることができるからです。

電力市場全体で約15兆円、そのうち約7.5兆円が家庭部門です。2016年以前はすべて大手電力会社に行っていたこのお金の流れを、私たち自身が決めることができるのです。切り替えたみなさんの感想は「気分がすっきりした」「再エネにつながる安心感がある」などなど。物理的な電気は同じでも、お金の流れで違うのです。

ちなみに・・パワーシフトで2019年9月から呼びかけている「みんなの電気代積み上げ」、ようやく1200万円まできました!
ですが、まだまだ足りません!!
みなさんの登録と口コミ、改めてお願いいたします!!!
http://power-shift.org/100m/

●#STAYHOME期間の特別キャンペーン(ひとまず5月10日まで)

パワーシフト相談受付

みなさんの電力選びを、できるだけサポートします!
疑問・疑問にどんどんお答えしたいと思います。info@power-shift.org へのメール

もしくは、パワーシフトのツイッター、FB、Instagramに「質問受付」の投稿がありますので、何か迷ったらぜひお気軽に問合せください。こんなことができるんじゃない、という提案も大歓迎です!

5/1 FoE カフェ「パワーシフト入門」もよろしければご覧ください。
https://www.facebook.com/FoEJapan/videos/537056840337114/

2020年は、3.11から10年目の年でもあります。
おうちの電気も見直して、心を新たに。

連休中もどうか健康に気を付けて、おうち時間をお過ごしください。
(吉田明子)