【第5回スクール・オブ・サステナビリティ報告】アクションへの一歩はなんでもいい!

こんにちは。インターンの鷹啄りなです。

今回は10代、20代向けオンライン連続セミナー第5回「気候危機から未来を守るために立ち上がろう!〜日本でアクションするということ〜」に、Fridays For Future Yokosuka(以下、FFF横須賀)メンバーとして登壇しました。

登壇者は私達FFFYの他に、Fridays For Future Sendai(以下、FFF仙台)、白馬高校、Fridays For Future Shizuoka(以下、FFF静岡)、総社南高校の方々がいて、アクションを起こしたきっかけや、今までの活動内容、活動の中で大切にしていることなどについて話しました。

各メンバーのアクションを起こしたきっかけの多くがグレタさんの影響で、最初はたった一人のアクションだとしても、どんどんその輪が拡がっていく凄さを実感しました。

それぞれの団体の今までの活動として、FFF仙台は、県内の石炭火力やメガソーラー、パーム油によるバイオマス発電など、地球に優しくないエネルギー事業者に対して中止を求める運動しているそうです。

FFF横須賀としては、石炭火力発電所建設中止を求める運動について話しました。

白馬高校は村の人を巻き込んだマーチやバザーの実施をしてきたそうです。

FFF静岡は気候マーチや、市への気候非常事態宣言の要請のお話をしてくださいました。

総社南高校は、2019年西日本豪雨で被災した時のボランティア活動などをしていました。

その中でも私は特に白馬高校の話にワクワクしました。私は今までFFF横須賀で、気候危機に立ち向かうために、国や自治体、事業者への働きかけをしてきました。キャンペーンをするたび、「地元の人からの協力をもっと得るためにはどうしたら良いのか?」と悩んでいましたが、難しく考えすぎず、参加して楽しいと思うことをきっかけに気候危機に仲間を増やしていけたらいいんだと気づきました。次は楽しいアクションをしてみたいと思いました!

各登壇者が話したあとは参加者も混じったグループに分かれ、感想を話し合いました。

私のグループでは、「アクションへの第一歩は知識を得ること」「普段周りにいる友達は気候変動への関心が薄いけれど、今ここに沢山の参加者がいるように、気候危機に立ち向かっている仲間がいることが分かった」「まずは身近なエコアクションから始めてみる」などが出ました。

私は登壇者でしたが、多くの参加者がいたことで、改めて気候変動に立ち向かう仲間がいることを実感し、これからも頑張ろう!と思いました。

この記事を読んでくださったみなさん、これを機に、各地域のFFFや、活動家のSNSのフォロー、キャンペーンへの参加などをお願いします!!

今後も私たちと一緒に気候危機に立ち向かいましょう!!

今回の登壇団体のインスタグラムはこちらです↓

Fridays For Future Sendai(FFF仙台)

https://instagram.com/fridaysforfuturesendai

Fridays For Future Yokosuka(FFF横須賀)

https://instagram.com/fridaysforfutureyokosuka

白馬高校

https://instagram.com/hakuba0920

Fridays For Future Shizuoka(FFF静岡)

https://instagram.com/fffshizuoka

第5回のゲストスピーカーのお話は、Youtubeからご覧いただけます。

【楽しかったインターン卒業します!!】

私は約1年半、気候マーチの準備や、聖心女子大学での企画展の展示物の制作、里山活動、ぽかぽかハウスのボランティアなど思い返すと色々なことを経験させてもらいました。

そんな私は、FoEでインターンを通して、世の中の問題に対して声を上げることができるようになりました。

私は今までデモや署名をすることをためらっていました。しかし、2019年9月の気候マーチに初めて参加した時、沢山の仲間がいて楽しいと思いました。SNSでも「参加してきます」という友人の投稿が複数あり、デモをすることは普通のことのように思えました。署名をすることにも最初は抵抗がありましたが、FoEでは様々な問題に対して署名を募っており、そのたびに多くの署名が集まっていることから、私の中で署名をするハードルが低くなりました。また、私はFoEのインターンでありながら、2020年1月にはFridaysForFutureYokosukaのオーガナイザーにもなりました。もしインターンをしていなかったら、声をあげることに抵抗を覚えたままで、今のように積極的に活動をする自分はいなかったと思います。

環境問題に対して何かしたいと思って始めたインターンは、私の人生を大きく変えました。ここでインターンができて本当によかったです。ありがとうございました。

(インターン 鷹啄りな)

フランス学生最大イベント! Youth For Climate現地報告

初めまして。6月19日から約6週間、FoE Japanでインターンをすることになったカミーユ・パラです。南仏出身の大学四年生で、エクサンプロヴァンス政治学院で国際法、国際関係と国際経営学を専攻しています。環境に関わる問題とその解決法や、特に沖縄に興味があり、FoEでインターンシップをしたいと思いました。6週間という短い期間ですが、色々経験できたら嬉しいです。趣味は競技かるた、チーズケーキ喫茶店めぐり、旅行とカラオケです。絵を書いたり、外国語で小説を読んだりするのが好きです。最近韓国語の勉強にはまっています。宜しくおねがいします。

今回は、私がフランスで経験してきた、Youth For Climate運動について、紹介したいと思います。

3月15日(金)、フランス全国の中学生、高校生と学生が一斉にYouth For Climateに参加しました。授業に行かずに、運動に加わる学生や、それを支援するする社会人の姿もあり、フランス中を震わせた大イベントです。

フランスで起きているYouth For Climate運動というのは、その名の通り、若者が環境のために訴える運動のことです。その中心のテーマになっているのが気候変動、生物多様性、社会正義であると同時に、人と人が関わって絆が生まれるような運動でもあります。

同じ日にフランス各都市に開かれて何万人も参加したそうです[1]。その中でも、南仏とエクサンプロヴァンス(Aix-en-Provence)で起きた運動が盛大でした。最大学生数を誇る大学の一つであるエクスマルセイユ大学、エクス政治学院の学生や、各地方高校と中学校の生徒たちが肩を並べて、勢いよくミラボー通りを歩きました。その数2000人を上回りました[2]。エクスの人口の約7分の1にもなる規模でした。看板には「まだ間に合う!」や「次の世代を大事にしよう」、「馬鹿な真似はよせ、化石燃料に手を出すな!」など、強いメッセージが込められていました。その点、温和な日本とは違って、フランスのストライキのアグレッシブさが確認できました。

出典:http://sur.laprovence.com/WIm-a?fbclid=IwAR1wTyGuq6rQfvjNY48_BZcMScrEQSO6I1Aw8BHbid4fProfS5SSk2q9y08
出典:Youth For Climate Aix-en-Provence FB page : https://www.facebook.com/yfcaix/photos/rpp.322037085083986/336983690255992/?type=3&theater
出典:https://www.facebook.com/yfcaix/photos/rpp.322037085083986/336983630255998/?type=3&theater

また、Youth For Climate運動者たちに混じって「ストップマクロン!」の看板も目に入りました。このようなメッセージを発していたのは、gilets jaunes(ジレ・ジョーヌ。「イエローベスト運動」「黄色のベスト運動」と日本では報道されている。)。ジレ・ジョーヌは昨年秋から始まった、燃料税の値上げに反対する運動で、今では燃料税の値上げだけでなく、他にも国に対する様々な不満を表明しています。その名は、団員の着ているジャッケットの色から来ています。警官との対決のせいで怪我人が出ているほどの激しいストライキは、フランス革命とも思わせる大事件です。

「燃料税の値上げに反対」という、一見Youth for Climateの主張とは反対の訴えを掲げているますが、彼らの主張の根本には、社会正義の実現があります。多様な主張を巻き込んだフランスのYouth For Climate運動は、とても賑やかで、人と人の絆が生まれるような雰囲気でした。

(インターン・カミーユ)


[1] https://www.notre-planete.info/actualites/2097-marche-climat-France-mars-2019

[2] https://www.notre-planete.info/actualites/2097-marche-climat-France-mars-2019