インターンを終えて

インターン生の平野です。約2ヶ月間インターン生として事務所勤務やイベント補佐に携わらせて頂きました。私はエネルギー問題に関心があるため、吉田さんが中心になって活動しているパワーシフト・キャンペーンの仕事に携わらせて頂きました。様々なことを経験させて頂きましたが、その中でも特に印象的だった3つの活動について述べたいと思います。

・電力会社意見交換会

パワーシフト・キャンペーンの運営委員会の皆さんと、電力会社の方との意見交換会に参加しました。実際に自然エネルギーの電力を販売している会社の方の意見は視野を広げるきっかけになりました。また、パワーシフトを促進するために、電力構成の開示や普及状況の共有など電力会社との協力が重要であることを再確認しました。

・小田原ライブエナジーでのチラシ配布

小田原城で行われたイベントにブース出店し、来場者にチラシを配布して自然エネルギーの電力会社の紹介やパワーシフトのプロセスについて説明しました。自然エネルギーで発電した電力を使用したライブイベントだったので、パワーシフトに興味のある方も多く、たくさんの方がブースに立ち寄ったりお話を聞いてくれたりしました。また、そこで聞いた「切り替えのプロセスが分からない」や「各電力会社の違いが分からない」といった生の声は大変貴重であり、これからの活動に活かしていこうと思いました。
小田原

・ツイッター、インスタグラムでの広報

ツイッターのフォロワー数を増やして広く情報を発信できるようにSNS広報の活性化を行いました。特にやりがいがあったのはインスタグラムでの広報です。ツイッターのフォロワー数をあげるためインスタグラムと連携させて広報することを提案したところ、早速アカウントを開設するよう賛成してくださり、開始しました。

イベント告知や最新情報などをこまめにアップすることはもちろん、上記に述べたような生の声に応えるため、パワーシフトのプロセスは特に難しことはなくまた値段もほぼ同等であることが一目で分かるような画像を作成したり、電力会社の比較表など既存の資料を積極的に使用して投稿しました。
これらの活動の成果もあり、フォロワー数がどんどん伸びていることがとても嬉しくやりがいも感じました。新たに関心を持ってくれた人たちがパワーシフトしてくれたらとても嬉しく思います。

吉田さんを始めとするスタッフの皆さんには発電に関する知識や課題、効果的な広報の手法など様々なことを教えて頂き、また些細な意見も尊重してくださいました。そんなFoE Japanだからこそやりがいを感じることができ、様々な課題を考えることができました。他のインターン生やボランティアの方との意見交換も通じてパワーシフト促進のために様々な活動に携われたことを嬉しく思います。短い間でしたがお世話になりました。ありがとうございました。

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インターン日誌 ~環境問題に触れてみて~

インターン生の沼田です。今回授業の一環としてFoE Japanさんのもとでインターンをさせていただいた訳なのですが、私はここへ来る前のイメージとしては事務業ばかりを行っているものだと思い込んでいました。しかし実際は政府交渉や会議を頻繁に行っていて、どうすれば皆が関心を持ってくれるのか、どうすれば抑えることができるのかを考え、実際に動くという活発的な団体でした。

もともと私は環境についての知識が浅く、インターン生としてはかなり不安がありました。話が難しくて何も力になれないのではないか、わからないまま終わってしまうのではないか。しかし皆さんとても優しく、パンフレットやリーフレットなどの資料も私が見ても分かりやすくパワーシフトや石炭火力発電、原発など多彩な知識を身につけることができました。

ライブエナジーや宇津木の森(里山)などのイベントでも楽しいという中で電力や自然の大切さ心地よさを知り、本やインターネットで調べるなんかよりずっと分かりやすく記憶に残るようなものでした。特に里山のナイトウォークは印象深かったです。虫の鳴き声、月の光が綺麗で自然そのものの心地よさを感じました。

事務所での活動は主にパソコンだったのですが、私はパソコンが苦手なところがあったのでブログに記載や発表としてのパワーポイントの作成、リストのチェックなどを通して上達していったのではないかと思います。毎日のお味噌汁もとても美味しく、ゴーヤ料理も美味しく頂きました。20170914_124226993

このような場にインターンとしていくというのは本当に貴重な体験であったと思います。                                                                               自然なしでは人間もその他の生き物たちも生きることができない、どう抑えることができるのか、私たちができることは何なのか難しくて分からなかったという点はいくつかあったのですが、とても考えさせられるインターンでした。1ヵ月半という短い期間ではありましたが、FoEの皆さんの活動を見ていて一人一人が行動を起こすということが大切なのだと私は感じました。この経験を将来に生かしていこうと思います。今まで本当にありがとうございました。

2ヶ月間のインターンを終えて…

インターン生の藤井です。

8月から9月にかけて約2か月間私がFoE Japanで体験したことを書いてみようと思います!

 

インターンの期間は2か月間と短かったのですが、様々なイベントに参加させてもらいました。

 

その中でも、原発やエネルギー問題を様々な団体と協力して政府に訴えかける「政府交渉」は印象的です。

衆議院や参議院の議員会館に私たちが出向き、直接政府の方と顔を合わせて交渉するのは緊張しました。

3回ほど参加させて頂いたのですが、担当される方によって対応の仕方が全く違い驚きがありました。

初めて参加した「原発火山審査で火山灰濃度100倍に!稼働中原発直ぐに止めて」という政府交渉が特に印象に残っています。

良い答えをもらえるようにと、事前に集会などを開き準備してきた!という気持ちが質問を投げかける声に現れていました。しかし、質問に対しての政府側の対応はイマイチ…決められた回答しか返ってこず、終始ピリピリした雰囲気が漂っていました。

今回避難者の方の声を直接聞くこともでき、とても貴重な体験ができたなと思いました。

また、震災から6年経った今でもこんなに課題が残されていることを知り、こうした問題は、メディアを通して多くの方に知ってもらうべきだなと思いました。

政府交渉

(政府交渉をしている様子)

この他にも様々なイベントに参加させていただきました!

里山で寝転がりながら歌を聴いたり、小田原で「LIVE ENEGRY」というイベントに参加し、エネルギーやパワーシフトについて説明しました。

歌

(証さんの歌を聴きながら木や風の音を楽しみました!)

小田原

(たくさんの方が足を止めて話を聞いてくださいました!)

最初は不安だらけで2か月間乗り越えられるのかものすごく心配でした。ですが、篠原さんをはじめ、FoE Japanのスタッフの皆さんが優しく丁寧に教えてくださり、とても暖かい職場で過ごすことが出来ました!

至らないところもあり、たくさんご迷惑をかけたと思います。この実習を通して学んだことをこれからの生活で活かしつつ、日本の環境改善のためにできることをコツコツとやっていこうと思いました。

短い間でしたが、お世話になりました!ありがとうございました。

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(藤井 愛)

里山再生プロジェクト~夜の森で音楽会~

インターン生の藤井です。
9月3日に宇津木の森で行われた
「やさしいやさしい夜の森 ナイトウォークソング~山田証さんの森の音楽会」にスタッフとして参加してきました!
前日まで天候が悪く当日は晴れるか不安だったのですが、天候にも恵まれ無事に開催することが出来ました。

準備のため早めに会場に到着したのですが、着いてすぐ目に飛び込んできたのは、
たくさんの栗!数えきれないほどの栗が地面に落ちていました。
普段栗を拾うことがないので、栗をイガから取り出すのに大苦戦!!
何度も棘が手に刺さりました。凄く痛かった…

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イベントは証さんが中心となり、ナイトウォークとコンサートを行いました!
ナイトウォークでは人工的な光(懐中電灯や携帯の明かり)を一切使わず、自然の光だけで歩きました。歩き始めた時は、目がなかなか慣れず恐怖心があったのですが、歩き続けているうちに周りの景色を把握できるくらいになりました。空には大きな月が見え、私たちの足元を照らしてくれました。

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大きな木に頭を向け地面に寝転がって歌を聴く「ゴロンコンサート」は、普段森で寝転ぶことがない上、虫や風の音を聞きながら歌を聴くのがとても新鮮でした。
子どもたちも騒ぐことなく曲に耳を傾け、参加者の中には証さんの声を聴きながら眠りについている方もいらっしゃいました。

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今回のイベントに参加して、自然の大切さを身をもって体験することが出来ました。
普段、人工的な光や整備されている道に慣れているため山道を歩いたり、暗闇をライトなしで歩くことがとても怖かったです。しかし、月の光の中歩いた時「地球から遠く離れているのに、どうしてこんなにも明るいのだろう?」という疑問と共に、失われつつある自然を守り続けたい!と思いました。

(藤井 愛)

インターン日誌

インターンのルイハンです。

I can’t believe my six-week internship at FoE Japan will end in two days. It is a precious opportunity spending time with all FoE staff and having the unique experience at here. I learned new knowledge and gained whole new information about environmental issues in Japan. And I would like to talk about it at here.

The office was a typical Japanese style apartment and the atmosphere was like working at home. The staff were close to each other and talk about daily life when having lunch. The specialty in the house was miso soup. They made miso soup in turn with different ingredients every day which makes me feel more like a home-style work. The staff was super nice and patient with me and the anxiety had on the first day all went away.

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My interest at FoE Japan was nuclear energy. I usually worked with Yoshida-san, Ayumi-san, and Yano-san. I can’t speak Japanese well so my help is limited to them even if I want to. But they were helpful to me most of time. During the daily work, I’ve seen, heard and felt things which help me generate many questions and thoughts that want to get answers from them. I attended several events with staff as well such as the lecture given in Rikkyo University by Yoshida-san, Taiwan nuclear policy seminar, and plan of nuclear policy revision symposium. From these activities, I got to know a lot of real-time information which would be very useful for my academic research.

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Besides, the camp trip with Yano-san to Inawashiro was totally a fresh experience to me. Poka-Poka Project is indeed a good program organized and proceeded by FoE Japan. It provides opportunities for kids to recover in nature and to gather more families together to share thoughts. I met many kids and families who were from Fukushima prefecture. We had fun for three days and the joy kids obtained from the trip left in my memory. If I have a chance in the near future, I do want to join the camp trip again.

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After this internship, personally, I think it is important to carry out the nuclear phase-out for Japan in the future by considering the aspects of geography, natural disasters, safety problem of nuclear power plants, the future of younger generations, the will of citizens, the development of nation and the protection of the environment. And the efforts made by the NGOs and people who oppose the nuclear energy so far seems to make a step further to realize the goal.

All the staff at FoE Japan are working hard for their jobs and continuing their passion for it is commendable when so many around them seem unaware of the environmental problems. Under the influence of them, I think I was motivated to work hard and improved some awareness and sympathy towards the environmental issues which corresponded to my goal to become an intern at FoE Japan. When I get back to school, I will recommend this internship to other students who would be interested in the environmental field and Japanese cultures. And I hope what I am writing could be helpful for you to explore more about FoE Japan.

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インターンレポート:2/23気候変動影響の中で生きる

インターン生の池上です。
2/23に東京ウィメンズプラザにて「気候変動影響の中で生きる〜インドネシア 海面上昇の村、水不足の農村の人々の挑戦〜」というシンポジウムが開催されました。インドネシア・BINTARI財団のAmalia Wulansari氏からは、農村における気候変動による影響とその気候変動に対する適応対策、Arief Khristanto氏からは、海面上昇による被害を受ける沿岸コミュニティにおける適応対策についてのスピーチでした。

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浸水の被害を受ける地域(インドネシア)

気候変動によって特に南の発展途上国では大変な被害を被っているということは、皆さんもメディアなどによって聞いたことがあるかもしれません。でも、現地の方の話を聞くと本当に大変なことが起きているのだな、と身にしみて感じてきます。例えば、インドネシアの農村では作物を時期によって(主に乾季か雨季)植えています。気候変動によって極端に雨が降り続けたり、止んだと思ったらカラッとした日が何日も続いて季節がわからなくなってしまう。また、気候変動の適応の仕方もわからないのでどうしようもない。これらとその他の要因もあって稲作地の収穫量が減少してしまい、農家は土地を売却したり、生計手段を変えなければならなくなってしまうといった影響が出てしまうのです。また、沿岸部では海面上昇によって多くの家が冠水し、別の家に住まざるを得ない状況にもなってしまいました。
これらの例を解決するために、「適応対策」がなされました。気候変動というのはどういうものなのか理解し、その次にどのように適応するか計画し、実践するというものです。コミュニティレベルから広がってゆき、成果は本当に目を見張るものでした。しかし、適応対策するにはいろいろ課題があります。適応対策を知らない政府の職員に入れ替わると活動が難しくなってしまうことや、気候変動のスパンは長いようで短く、適応しているのに追いつかなくなってしまうことなどです。
最後に私が思ったことなのですが、気候変動を起こしてしまっているのはほぼ大部分が先進国なのです。それが最も影響してしまうのは発展途上国なのです。気候変動によってその気候に適応せざるを得ない途上国の人々の活動をみて、私たちは気づき、危機感を持たねばならないのです。

▼当日の資料はこちら
http://www.foejapan.org/aid/community/mangrove/170223.html

インターンレポート:(2/24)Climate Justice Now!気候正義のアジアでの被害

インターンの近藤です。
2月24日、文京シビックセンターにおいて、アジアの気候変動の現実とClimate Justice(気候正義)との題目でシンポジウムが行われました。今回は、はじめに科学的な視点から見た気候変動の現状について地球環境研究センターの江守氏から基調講演をいただきました。それから、FoEスタッフの小野寺と深草からそれぞれCOP22交渉のポイントとCOP23に向けて、COP22と気候正義を求める市民社会の声という題で国際交渉の観点からの話があり、さらにArief Khristanto氏とAmalia Wulansari氏からインドネシアにおける被害の現状と彼らの取組についてのプレゼンテーションが行われました。

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今回の講演での大きな収穫は、やはりインドネシア現地で働く方の声を生で聞けたということです。途上国では、インフラの整備が十分ではない上に自然環境の影響を受けやすい農業や漁業に従事している人が多く、気候変動は彼らにとって生活に関わる重大な問題となっています。家屋や畑が浸水しトイレやお風呂も使えなくなるなど、まともに生活を営むことができなくなっている映像はわたしにとって大きな衝撃でした。今まで海面上昇で影響を受けているのは、ツバルのようなオセアニアの島国だけかと思っていたからです。同じアジアでもこのような状況に陥っているということに、同じアジアの島国に住む人間として危機感を覚えました。

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気候変動の影響に対して脆弱なのは、これまで温室効果ガスをほとんど出してこなかった途上国の人々です。しかしながら、途上国の住民も行政も気候変動によって引き起こされた問題について解決する能力をもっておらずなすがままにしてきたため、被害は深刻になる一方でした。インドネシアでも、浸水の影響を緩和するための政府の計画はインフラのみで、未だに以前のような暮らしに戻ることができていない人々もいます。わたしたち先進国の人間は今まで多量の温室効果ガスを排出してきた現実を受け止め、パリ協定での気温上昇を1.5℃に抑える目標に向けて自国の対策を進めるとともに、途上国に資金と技術の供給を行うことで責任を取ることが早急に求められているのです。

Climate Justiceという単語は、FoE Japanでインターンをして初めて耳にしました。わたしが理解するに、「気候正義」とは今まで化石燃料などを大量に消費してきた一握りの先進国が気候変動の現状を真摯に受け止め行動することでその責任を果たし、今までさほど化石燃料などのエネルギーを使ってこなかったにも関わらず気候変動の被害をもろに受けている途上国の不公平性を正そうというムーブメントのことです。気候変動の影響はよくマスメディアでも取り上げられますが、だれがこの変化の影響を最も被るのか、という点は見落とされがちです。まずは、「Climate Justice」についての先進国の人々のいち早い理解・協力が必要であると考えます。

(インターンスタッフ 近藤)

環境問題と社会正義を考えるユースキャンプ

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7月にYonug Friends of the Eearth Europe(FoEヨーロッパのユース。FoEヨーロッパから独立して活動しているユース団体)のサマーキャンプがあり、FoEJapanから深草が参加しました。

YFoEEは、イギリス、ノルウェー、キプロス、ドイツ、スイスなど様々な国から参加者が集う若者ネットワーク団体です。参加者は10代後半から20代後半にかけての若者で、目安としては27歳頃までがユースと呼ばれるようです。学生はすべてボランティアで参加しています。

基本的な活動として、決まったテーマ(食料問題、気候の公平性、生物多様性)でワーキンググループを作り、キャンペーンやイベントなどを行なっています。普段の会議は基本的にスカイプ(ネットを使った通話サービス)で行なっていますが、今回の夏のキャンプなど、年に2・3回はヨーロッパのどこかに集まり、対面の会議、アクション、イベント等を行っています。

余談ですが、EUの組織やヨーロッパの国の多くは若者の総合的な支援を担う省庁があり、中でもドイツの省庁は、インターンやボランティアをする学生にお金が入る仕組みを設けています。今回のキャンプもEUなどの資金援助を受けて開催されており、学生個人の金銭的負担はとても小さくなっていました。

私が参加したのは、近年毎年行われている、若者向けのスキルアップのためのキャンプです。今年はスコットランドで行われました。
私は、ひとりのユースとしてスキルアップを図ること、そしてFoE JAPANの一員として日本でもFoEの活動に若者をもっと巻き込むためにどうしたらいいのか学ぶことを目的に1週間のキャンプに臨みました。

ワークショップの始まりはジェンダーやレイシズムを学ぶこと
最初のセッションのテーマはDiversityとEquity(多様性と公平性)でした。
このワークショップには2つの側面があると感じました。

①環境問題への取組は一部のエリートが行なっている社会運動にすぎないという批判や、生活に余裕がある人がボランティアや社会活動を行なっているのではないかという意見が聞かれます。これらはほぼ誤解だと思いますが、一方で、今回のようなワークショップへの参加を検討する際に、ある程度の英語能力や経済的基盤がないことを理由に参加を見送る若者が多いことも事実だと思います。
このことを踏まえ、1つ目の側面として挙げられるのは、既に存在する社会構造のなかで、自覚の有無に関わらず自分がどれだけの特権を待っているのか、自分やその仲間が起こそうとしている環境のムーブメントを「自分たち」だけのものにしないためにはどうしたらいいのかを常に考えることが重要であるということです。これらを考えるためには、社会的構造の中から生まれてくる差別の問題、ジェンダー、レイシズムの問題に目を向けなければならないという意識から、多様性と公平性のワークショップが行われていました。

②2つ目の側面は、環境問題が単なる自然環境上の問題のみに留まらなくなっており、社会が抱える様々な問題と作用し合い、負の効果を増幅させ合っていることです。
気候変動が難民を生んだり、経済的・社会的基盤が弱い地域に廃棄物集積所建設や放射性廃棄物投棄が行われたり、貧困層が十分な食料や農地を確保できなかったりすることは、差別構造や貧富の格差がより一層拡大することにつながります。

少ない資源を巡って部族同士の争いがおきたり、本来は異なった責任を持つはずの先進国と途上国の両方に同じ価値を押し付けたりすることも、時に乱暴で正義に反します。
どのような気候変動や環境問題のムーブメントを作り上げていくかを考えるためには、この2つの側面を踏まえ、公平性や正義、ジェンダーなどの視点を取り入れ、学び、活動することが大切だというのが最初のセッションのメッセージだったように思います。

特権と責任
前述の①のトピックに重なりますが、特権(恵まれた立場)についての意識も重要です。
privilage(特権)のアクティビティでは、様々なバックグラウンドを持つ参加者が、ある部分では特権を持ち、ある部分では持たないという事を可視化していきました。

例のひとつに、ムスリムの人の食事が挙げられました。ムスリムの参加者は、自分の国では特権を持っているといえます。自分の国ではムスリムは多数派で、それゆえ社会の様々なデザインがムスリムの教えや生活に合わせてできているからです。食事に関しても不自由なくハラールの食事を選ぶことができます。一方で、スコットランドのようなムスリムが主流派でない国では、ハラールの食事を入手しにくいのが実情です。これは、ムスリムでない人が自分の心情や好みに合った食事を手に入れる事が容易であることとは対照的です。このことから、スコットランドではイスラム教徒は特権を持っていないと言えます。
また、ジェンダーに関しての例も挙げられました。ほとんどの場合、トランスジェンダーの参加者は、自認するジェンダーに合致した公衆トイレが見つかりません。私の場合は、自分を女性であると感じ、生物学的にも女性であるので、安心して使えるトイレがたくさんありますが、そうではない人は不自由を感じているということを考えさせられました。

参加者は、アクティビティの中で沢山の質問と向き合うことで、自分が持つ特権がなにかに気付いていきました。今まで目に見えていなかったけれど、自分が自然と享受していた特権を意識するようになったのです。
こうした意識は自然と、自分に課せられた責任を考えることへとつながっていきました。それは、自分たちが活動するときに使う「私たち」と言う言葉に、一体誰が含まれているのだろうか、と言う問題意識にも発展していきました。

学びを実践に活かす

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スコットランドの脱化石燃料キャンペーンについて話すリチャードさん

これまでのアクティビティでは、社会構造や目に見えない差別などに目を向けてきました。こうしたことを意識しながら、いよいよ、気候変動問題にどう取り組んでいくべきか、気候変動や環境破壊がどのような社会問題を引き起こしているのかを考えていきました。
今回のワークショップでは、実際に地元の問題について学び、アクションを起こすところまで行いました。取り上げられたのは石油産業を中心として発展してきた、エディンバラ、グラスゴーに次ぐスコットランド第三の都市・アバディーンです。まずは、FoEスコットランドから地元の状況についてレクチャーを受けました。

アバディーンは私たちがキャンプを行った場所から車で1時間程度のところにあります。アバディーンは北海油田に由来する石油産業が盛んで、過去40年間、街の経済や生活のすべてが石油で回ってきたと言っても過言ではありませんでした。
しかし、この状況は近年になり一変しました。石油価格の下落などにより、2014年以降に6万5千人の雇用がイギリスの石油・ガス業界から失われたのです(https://www.theguardian.com/uk-news/2016/jan/23/aberdeen-once-rich-oil-city-now-relying-on-food-banks)。当然、石油産業に依存するアバディーンの人々も無関係ではありませんでした。街の基幹産業が弱体化しても、生活コストは減少するわけではありません。従前と変わらない生活コストを強いられた結果、今まで石油産業で生計を立ててきた労働者が貧困に陥っているケースもあります。

キャンプに参加しているメンバーの立場では、気候変動の観点を踏まえ、石油燃料からの脱却が必要であると言う見方は変わりません。ですが、アバディーンの実情と未来の方向性を捉えるとき、アクティビティで身につけた視点は今までの自分たちにはなかった新しい着想をもたらしました。その上で、コミュニティと環境にとってどのような変革が必要なのか、どのようなメッセージを伝えていけばアバディーンの人々とともに社会を変えていくことができるのかをディスカッションを通して考えました。そして実際に、「(コミュニティための)持続可能な雇用と(環境のための)持続可能なエネルギー」を達成するため、「JustTransition(公平な変革)」を求めて、アバディーンの石油ロビー会社の目の前でデモも行いました。

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警察の人もなんだか楽しんでいる@デモ

★まとめ:多様性と正義 〜「何を」ではなく「どうやって」〜
世の中には様々な問題がありますが、すべてを同時に取り組むことはできません。何か1つの問題に取り組むときに、その背景にある様々な力の問題、特権の問題、歴史、格差や貧困などを理解せずしては問題の本質を見失うのではないかと感じることがあります。原発の問題や、気候変動の問題、辺野古の問題もそうではないでしょうか。
問題を問題として取り扱うとき、「何を」という視点にばかり気を取られがちですが、「どうやって」その問題を取り上げるか、ということが重要です。それが「どうやって」その問題を解決に導くかの重要な糸口となります。
社会問題への取り組み方も、さまざまに変わりつつあります。差別やジェンダー、格差の問題に取り組むことが、環境問題への取り組みの成果となっているかどうか、定量的に判断する事は難しいかもしれません。しかし、問題の背景を的確に掴み、解決を図るには、異なる背景を持つ様々な人々が手を携えることが不可欠です。
社会運動が社会の様々な人々すべてを内包するものにしていくためには、苦しんでいる人や立ち上がろうとしている人々、セーフティネットからこぼれ落ちたり、人権侵害に苦しむ人々と共に活動していくことが重要だと思います。そして、社会全体が多様性と正義、何より民主主義に対してより繊細になっていくことがいつでも大切ではないかなと思います。

こうした気づきと学びを得られたこと、
そして何より、少しでも自分の責任を果たし、目の前の問題に対して取り込んでいこうという若者たちと1週間過ごし、刺激を得られたことは貴重な体験でした。

スタッフ・ふかくさ

Sayonara- Genpatsu! rally on 22 September 2016

On the 22 of September 2016 a rally ‘Sayounara Genpatsu’(Bye nuclear power) was held in Tokyo, Yoyogi Park.

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Many different organizations presented their concern for several topics linked to nuclear power next to the Yoyogi Park, for example contaminated soil testing results in Japan, the stop of the governmental financial support for the Fukushima refugees, the protest against the restart of the existing nuclear power plants as well as the plans for new nuclear power plants.

Friends of the Earth Japan was present with their campaign ’Power Shift’. This campaign is about the switch from nuclear and coal energy providing companies to renewable energy companies to support the development and the use of renewable energies throughout Japan.

Even though it rained heavily, 9500 people joined the protest to share their opinion regarding actions of the government concerning Fukushima and the plans for nuclear power plants.

From 12pm to 2pm speeches were held. Unfortunately the last action ‘the walk to the Jingudori Park’ was cancelled due to the heavy rain. Therefore the event ended early at around 2.30pm.

(Nadine Holldorf, Internship student from Germany)

インターン活動日誌

4月から8月までFoE Japanでインターンを行った井上と申します。私のインターン体験記を書かせて頂きたいと思います。インターンに興味がある、これから初めてみたいという皆さんの参考に少しでもなれば嬉しいです。

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【インターンを始めたきっかけ】
私は来年の1月から青年海外協力隊でスリランカへ行く予定となっています。派遣される内容が環境関連の職種であるため、行く前に環境分野での経験を積みたいと思っていました。そこで環境関連の組織のインターンがないかと探している時にFoEのインターン募集が目に入り、応募しました。そこから私のFoEでのインターンが始まりました。

【インターンで取り組んだこと】
私は主に気候変動チームの活動に参加し、その中で気候変動に関する国際シンポジウムやFoEのアジア太平洋地域のミーティングの準備、運営に関わりました。FoEは世界中の国や地域に団体があります。アジア太平洋地域で年に一回、各国のFoEが集まり今後の方針を話し合うミーティングを行います。それが今年は日本で行われました。それと同時に、各国の参加者が気候変動影響や対策について共有する国際シンポジウムを実施しました
(URL: http://www.foejapan.org/climate/lad/160801.html)。
参加者の中には宗教上や慣習上の理由(ハラールなど)から食べ物や生活に制限がある場合がありました。運営を行う上で普段日本ではあまり考えないようこと(食事など)も考慮する必要がありました。初めての経験だったので戸惑うことが多かった半面、良い経験になったと思っています。それも含めシンポジウムや地域ミーティングの準備や運営を行う中で様々な経験を積むことができ、とても有意義なものでした。

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【インターンが終わってからの感想】
FoEで働く人達は自身の仕事に熱い思いを持っています(そしてとても優しいです)。関わらせて頂いた仕事だけでなく、そこで働く人たちからも私自身大きな刺激を受けることが出来ました。インターンすることが出来てとてもよかったと思っています。FoEでは環境分野で様々な活動を行っています、その中で皆さんも様々な経験や知識を得ることができると思います。是非活動に参加してみて下さい。それはきっと皆さんの今後に活きる経験になると思います。