COP22マラケシュ会議が始まる! パリ協定発効後初のCOPのゆくえは…

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雨のマラケシュで、COP22マラケシュ会議が始まりました。
昨年12月、国際的な気候変動対策としてパリ協定が成立しました。すべての国が参加する、法的拘束力のある協定です。11月4日に発効条件を満たし発効しましたが、日本ではまだ国会承認されていません。パリ協定には危険な気候変動を止めるため、気温上昇を1.5度までにおさえることが明記されており、今や各国、多くの企業も気候変動の危険性や緊急性を認識し、行動を起こそうとしています。

パリ協定の1.5度目標を達成するためには、野心と実際の行動のギャップを埋める必要があります。各国が表明している削減目標を足しても、3.5度の温度上昇はさけられない状況と言われていますが、最新のUNEPのレポート(Emission Gap Report 2016)によると、今世紀末までに2.9から3.4℃の気温上昇が予測されています。
すでに途上国を中心に気候変動の被害は広がっており、日本も例外ではありません。気候変動を止めるためには、より具体的でフェアな行動を今すぐ起こす必要があります。

日本は残念ながらパリ協定の承認には至っていません。歴史的にエネルギーを大量消費し、今も化石燃料の開発・利用を続ける日本には気候変動に対し非常に大きな責任があります。化石燃料、大型ダム、原発などの、中央集権的、企業利益優先の”dirty energy”(汚いエネルギー)に頼った経済構造からの変革が求められています。日本は、歴史的・倫理的な責任を認識し、また過去の反省をふまえて、率先して行動をする必要があります。

マラケシュ会議では、パリ協定の実施運用のためのさらなるルール作りが進められていきます。
これから2週間、COPの現場から、世界の市民社会の動き、若者の動き、気候変動による損失と被害の枠組みや、気候変動により移住をせまられている人々(気候難民)、などについて報告したいと思います。

>日本の長期低炭素戦略へのFoE Japanの提言書はこちら
http://www.foejapan.org/climate/policy/161101.html

>FoE International のプレスリリースはこちら
http://www.foei.org/press/paris-agreement-cop22-marrakech

(スタッフ・深草)

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